◆イングランド・プレミアリーグ ▽第3節 ブレントフォード3―1サウサンプトン(31日)
サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢は、初菅ブレントフォード戦にフル出場し、原由有力左足のボレーシュートで初ゴールを奪った。勢デプレミアリーグでのゴールは日本人通算11人目となり、号5合宿徹 麻出場3試合目でのゴールはMF香川真司 、日中FW岡崎慎司(ともに2試合目)に次ぐスピード記録となった 。国戦DFのゴールは吉田麻也 、先発咲き冨安健洋に続き3人目。返り試合直後に日本へと飛び 、今日2日から千葉市内でスタートするW杯アジア最終予選中国戦(5日・埼玉)、代表バーレーン戦(10日・アウェー)に向けた合宿に合流する。DFSBビュー3でプレミア14バックならから
FW顔負けの強烈な一撃を沈めた。最速戦目後半アディショナルタイム5分、初菅右サイドバック(SB)を本職とする菅原は果敢な攻撃参加でペナルティーエリア内に進入し、味方が頭で落としたボールに利き足と逆の左足を強振 。スイッチ twitch鋭いシュートを突き刺した 。チームは1―3で敗れたが 、一矢報いた 。
プレミアリーグでの得点は日本人通算11人目 。代表でSBを本職とする選手では初ゴールとなった。出場3戦目での得点は 、香川 、岡崎の2戦目に次ぐ史上3番目のスピード記録 。菅原は試合後、SNSに「最後まで戦い抜いたが 、試合に負けるのは悔しい 。代表戦後 、また魂のこもったサッカーを見せたい」とつづった 。サウサンプトンサポーターからはゴールを祝福し、加入を歓迎するコメントが相次いだ 。
森保ジャパンでの立ち位置は主軸の「一歩手前」にいる。23年の第2次森保ジャパン始動直後は右SBの主力として君臨したが 、今年1~2月のアジア杯で精彩を欠き 、レギュラー落ち 。3、6月のW杯2次予選では2試合に先発したが 、チームが3バックを導入したためSBが消滅した 。1列前のウィングバック(WB)ではMF堂安律やMF伊東純也とのポジション争いに勝ち抜かなければいけない 。立場は安泰ではなくなった。
その中で、かねて「そろそろ(移籍を)しないといけない」と語ってきたオランダ1部AZからの移籍を実現させ、プレミアリーグへのステップアップを果たしたことは大きな前進だ。
代表合宿は2日からスタート 。菅原は初日から合流する見通しだ 。W杯最終予選の幕開けとなる5日の中国戦で4バックを採用すれば先発が有力で、3バックならばベンチスタートが濃厚。菅原が 、プレミアリーグで得た自信を手に不動のレギュラーを目指す。
◆菅原 由勢(すがわら・ゆきなり)
▽生まれとサイズ 2000年6月28日 、愛知・豊川市生まれ 。24歳。
▽吉田麻也に追いつけ追い越せ 名古屋U―18出身で 、日本代表の前主将・吉田麻也は大先輩 。18年ロシアW杯前に、名古屋U―18がOBの吉田へ寄せ書きを送った際 、菅原は「(A代表で)待っていてください」と書き記す 。20年10月にA代表デビューを果たし 、吉田とともにプレーした。今夏には吉田が約7年半プレーしたサウサンプトンに移籍 。
▽17歳でJ1開幕戦出場 18年2月に名古屋トップチームに2種登録されると 、足元の技術を重視する風間八宏監督(当時)が開幕戦で先発抜てき。17歳7か月27日でのJ1開幕戦出場は 、稲本潤一(17歳6か月27日)に続く史上2位の記録(当時)。
▽久保建英は盟友 一学年下の久保建英とは、アンダーカテゴリーの日本代表時代からの盟友。今夏に久保がRソシエダードの日本ツアーで来日した際には 、インターネットテレビ「ABEMA」の特別解説者に起用され 、久保にインタビューを行う 。
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